新年あけましておめでとうございます。
一休のひらめき 代表 円山カヲリでございます。
今日1月9日は、一休の日(笑)そろそろ年始のご挨拶をと思っておりましたら、誠に良いタイミングでございます。
そうして、なんと、本年は1月2日10:30から営業させていただいておりました。元気だなぁ(笑)
それもこれも、お通いくださるみなさまがいらしてくださるからこそ(涙)
2020年、新たな年に、こうして、事業を続けられることがどれほど奇跡的なことか、感謝する出来事が続きました。
一休のひらめきへ足繁くご来店くださり続けているみなさまへ、この場をお借りして、あらためて、深く深くお礼申し上げます。
本当に本当にありがとうございます。
そうして!
6日より、お仕事始めだったみなさま、おつかれさまでございました。
御休暇明けの「脳の切り替え」スムーズに始動できましたでしょうか(*^^*)
このたび、一休のひらめきとしては、【初企画】をご用意いたしました。
ご来店者様、メルマガ会員様限定で、2020年、ぜひに絶好調の「脳」をキープして、バリバリご活躍いただきたく、脳をスッキリさせる「脳ツボ」を動画でご案内することに致しました。
動画でのメルマガ配信は、次回以降は、トップセラピストのこう、田中がナビゲートしてシリーズ化を予定しております。
豊かで健やかな毎日のために、どんどんご活用くださいませ。
というわけで。
ここからは、毎年恒例の、円山が昨年出会って、面白いなぁと思った書籍についてのご紹介です。
今年の読書量、例年に増して、インプットが極端に少ない(笑)年でした。
新たなトップセラピストのお仲間も迎えたこともあり、どちらかというと、行動・思考ともに、アウトプット、再構築の年だったと言えそうです。
そのようななかでも、さっくり読めて、でも、キラっと核心をついている本を5冊ほど。
ちなみに、過去のお薦め本もブログでご紹介しています。
2017年
http://www.ikyu-no-hirameki.com/2018/01/31/2017books/
2018年
http://www.ikyu-no-hirameki.com/2019/01/01/strengthfinder/
ではでは2019年の5冊を。
1.「その幸運は偶然ではないんです!」 – 2005/11/18出版 J.D.クランボルツ (著)
15年も前の出版ではございますが、2019年(昨年)5月に他界されたJ.D.クランボルツ氏。オマージュの意も込めてご紹介です。
J.D.クランボルツ氏は、スタンフォード大学の教授で「計画的偶発性理論(個人のキャリアの8割は予想しない偶発的な事象によって決定される)」を提唱された方です。
円山がキャリアカウンセラーを取得した当時1990年後半、「計画的偶発性理論」は、日本では広がりを見せる前だったと思われます。(お恥ずかしながら、学習した記憶がない。。。)バブル崩壊後、当時は、「自分のキャリアは自分自身で意図的に職歴を積み上げて形成するもの」「自分の興味、適性、能力、周囲の環境などを合理的に分析すれば、目指すべき最終ゴールやそこへ至るステップアップの道筋までが明確になる」というそれまでの、一元的なキャリアパスに限界は見えていたものの、それでは果たして具体的な解決策はあるのだろうか?と日本全体が、模索中といった状況でした。
そのようななか、J.D.クランボルツ教授の「計画的偶発性理論(個人のキャリアの8割は予想しない偶発的な事象によって決定される)」では、「予期しない出来事をただ待つだけでなく、自ら創り出せるように積極的に行動したり、周囲の出来事に神経を研ぎ澄ませたりして、偶然を意図的・計画的にステップアップの機会へと変えていこうぜ!」という考え方が理論の中心となっています。
要は、プランにがんじがらめにされるんじゃなくて、でも、イイことないかなぁって黙って指をくわえて待っているのでもなくて、ピピっとくる感を養って、日々やることはやって、よし、という波が来たら、乗るときにはガッツリ遠慮なく乗っていこうぜ(ってことです。あー、「計画的偶発性理論(個人のキャリアの8割は予想しない偶発的な事象によって決定される)」をこんなにザックリアホな解説にしてしまっている人はいないだろうな(^-^;、あははは。諸関係者の皆さん、ご寛恕くださいませ。
いずれもアメリカの例ではありますが、実際にどんな風に偶然からキャリアが生まれていったのかを45人のストーリーで紹介されています。アメリカンドリームという文化ですから、日本より、より一層、夢を追うことがある意味強制される(?)ような土壌にある国でこのような理論が生まれたことは、誠に興味深く感じます。環境も自分自身も常に変化の流れが速く、予測不可能な時代だからこそ、キャリアの考え方について、突破口が欲しい方には、今、読み返してみても良い1冊かもしれません。
この本をご紹介したのには、理由があります。実は、初めてお会いしたお客様からよく聞かれる質問がございます。
「円山さんは、初めからエステティシャンになろうと思っていたのですか?」
「ずっとこのお仕事をされているのですか?」
話すと随分長くなり(笑)書いてもこれまた長いのですが(笑)
ご興味ある方は、ホームページの代表紹介にそのあたりの経緯は記載しておりますのでご参照くださいませ。
そう。
まさに、著書J.D.クランボルツ氏のいうところの、「偶然」に導かれて、事務職から、自然療法家への道を辿った円山でございます。
多少ネタバレになりますが、「計画的偶発性理論(個人のキャリアの8割は予想しない偶発的な事象によって決定される)」を実践するために必要な行動指針は5つ挙げられていますのでご紹介を。
1.好奇心:たえず新しい学習の機会を模索し続けること
2.持続性:失敗に屈せず、努力し続けること
3.楽観性:新しい機会は必ず実現する、可能になるとポジティブに考えること
4.柔軟性:こだわりを捨て、信念、概念、態度、行動を変えること
5.冒険心:結果が不確実でも、リスクを取って行動を起こすこと
いいなぁ。どれも、ワクワクしませんか。
なんとも年初に相応しい潔さと清々しさではございませんか♡ふふふ。
続きが気になる方は、書籍でご確認くださいね。
そうして2冊目。
そのJ.D.クランボルツ氏の「計画的偶発性理論(個人のキャリアの8割は予想しない偶発的な事象によって決定される)」を、まさに地でいっているなぁーと思うのが、
最強の縄文型ビジネス イノベーションを生み出す4つの原則 谷中修吾 (著)
こちらは、Amazonにレビューも入れましたので、そちらをご参考に(*^^*)
さらに3冊目は、
人生でほんとうに大切なこと がん専門の精神科医・清水研と患者たちの対話 稲垣 麻由美 (著)
私が初めて精神腫瘍科という存在を知ったのは、2013年。聖路加の保坂隆先生が座長を務められた「マインドフルネス実践会」でした。今回挙げた本は、国立がん研究センター中央病院・精神腫瘍科の医師・清水研先生と患者様との対話を紹介したものです。
誰にとっても、必ず訪れる「死」を想う。
「がん」という状況は、「死」を見つめざるを得ない状況を作り出す。だからこそ、いかに、いま、この瞬間の「ご縁」「出来事」がいかに奇跡的でありがたいことなのかを感謝せずにはいられない。これまでにも、同じ系列の本は何冊か読んでいますが、本書を再読するきっかけになる出来事があり、久しぶりに読み返し、温かみ・平易さ・生きていることへの素直な肯定感、いずれの点からも、あらためて良書であることを確認できた本でした。
このお話に登場されるみなさんにとっては「家族」との団らんに拠り所をを感じられる方が多かったのですが、みなさん、それぞれに最も大切で大事で大好きなもの・ひとは、異なるかもしれません。同じ人間関係でも、家族よりは、気心の知れた友人、近くの住人の方かもしれないし、志を同じにするお仲間、お仕事仲間かもしれない。男性かもしれないし、女性かもしれないし、ジェンダーレスかもしれない。
年初にあらためて、自戒を込めて、自身に問います。
人から言われるままに他人の人生を生きたり
本当はちっともしたくないのに義務感ややらされ感で仕事や家事や育児をしたり
本当は助けてほしいことを助けてほしいと言えなかったり
本当はして欲しいことをして欲しいと言えなかったり
本当はして欲しくないことをして欲しくないと言えなかったり
本当は会いたくもない人にあったり
本当は行きたくもなところに行ったり
本当は買いたくもないものを買ったり
本当は食べたくもないものを食べたり
本当は飲みたくもない飲み会に行ったり(笑)
既存・固定概念に絡めとられたり
過去の出来事・未来の不安に絡めとられたり
そんなことで、いただいた人生を無駄にしていられるのか、と。
たぶん、生まれてきたことそのものには意味はない。
(意味づけする方も多くいらしゃるので、反論があることは、重々承知の上で)
意味がないからこそ、だからこそ、
幸せになるために生きてきたのだと意味づけすることは、
生きていく指針になりえるかもしれない。
もっともっと、いま、ご自身を愛してあげてほしい。
ご自身を満たし、溢れでた愛は、いつか、きっと、そっと、誰かを包む布になるに違いない。
あなたの一分一秒は、とても尊い
わたしの一分一秒も、とても尊い
この世に生まれてきたことを素直に喜び、
2020年を迎えられたことに素直に有難く思う♡
愛しさも
喜びも
優しさも
ぬくもりも
決断する力強さも
もちろん!いつも忙しいあたなさまの【スッキリ脳もグッスリ脳も】
しっかりわかちあえる2020年でありたいと一休のひらめきスタッフ一同、希っております。
そうして、
4冊目。
身体は「わたし」を映す間鏡である (日本語) 単行本(ソフトカバー) – 2018/11/11
甲野 陽紀 (著)
円山なんて、もう、このタイトルだけで完全にノックアウトです(笑)
恍惚としちゃいます。そうして、施術の核心も、まさに同様だな、と腑に落ちること万歳の内容でした。
こういう風に言葉にして欲しかったんだと気づかされることばかり。
本当に凄い方っていらっしゃるんですね。1月から甲野先生の講座にもお邪魔することにいたしました。
実践してみて、あらためてブログにご報告を。
ラスト、
5冊目。
閃めく経絡(ひらめくけいらく)―現代医学のミステリーに鍼灸の“サイエンス”が挑む! (日本語) 単行本 – 2018/6/14
ダニエル・キーオン (著)
amazonの著者紹介からの引用になりますが、「著者であるダニエル・キーオン(Daniel.Keown)氏は、1998年にマンチェスター大学医学部を卒業した後、救急医療を専門とする医師として活躍するかたわら、2008年にキングストン大学統合医療カレッジで中医学を学び、中医学と鍼治療の学位を取得。2010年には北京の経絡医学研究センターで王居易医師に師事。2014年にthe membership exams of the College of Emergency Medicine (MCEM)を取得。長年の目的は西洋医学の最前線で鍼灸と氣を再確立することであり、その経緯で本書が生まれた。」とのこと。
施術家の方々が、日々、お客様と対峙する中で、「未だエビデンスはないし、うまく説明はできないのだけれど、経験則上、やっぱりそうなんだろうな」と感じていたことや考えていたことが、明らかになっていく予感を感じさせる良書です。特にヘッドマッサージを生業とされる方は、必読かと思います。膜ってなんだ、です。個人的には、ヒトのからだ―生物史的考察 (日本語) 単行本 – 1997/7三木 成夫 (著)をもう一度読みたいな、と思わせるものがありました。こちらも名著ですが。
というわけで、年初から、長文におつきあいくださったみなさま、ありがとうございます。
2020年、志変わらず、変化をし続ける一休のひらめきでありたいと思います!
みなさまにとって、健やかで、実り多い豊かな一年になりますことを心よりご祈念して。
それでは、またお便りします。
一休のひらめき 代表 円山カヲリ