一休のひらめきをご贔屓くださるみなさまへ
こんにちは。
一休のひらめき円山カヲリでございます。
一ヶ月ほど前のお話になり恐縮ですが、2019年10月17日14時、待ちに待った、やましたひでこさんの断捨離講演、「本当の断捨離」を万難排して(*^^)v 拝聴して参りました。
今回は大井町のきゅりあん大ホールが会場。1000人の方々がお集まりされるとのことで、円山が10分前に到着したときには、ほぼ満席に近い状態でした。
「おっー!何処に座ろうかなー」と、大入りにびっくりしている円山を気遣ってくださった、事務局様。にっこり笑顔で、「ご無沙汰でございます!左手奥だと前の方に少しお席ございますよ」とお声かけをしてくださいました。
古いお客様ではご存知の方も多いのですが円山カヲリ、2014年にやましたひでこさんから「断捨離大賞」というものをいただいた経緯もあり、類は友を呼ぶ、でしょうか、お客様にも断捨離をご機嫌に生きるための豊かなツールとして軸に据えている方が多いようです。
円山の場合、2011年、震災直後に、本屋で平積みされていたムック本で初めてやましたひでこさんが提唱されている「断捨離」という言葉を知り、5日間、とにかくその一冊だけをしつこく(笑)憑かれたように読み込み、6日目に、一気に、「断捨離」に取り掛かり、キャリーケース1つにまで、所有物をそぎ落としてしまったという体験がございます。
これを伝えると、女性陣にはとくに究極ぶりが伝わるみたいなので、笑われますが、そのときは、下着も本当に好きな1枚を残すのみに!!笑。当時は、ああ、これでも生活はできるんだなあ、むしろ余計なことに悩まないだけなんと快適なんだ!と清々しい思いでいたのは、間違いありません。あ、もちろん今は、選ぶ楽しさも、ちゃんと堪能しておりますが笑。
ゆえに「サロン、スッキリしてますね」と言われますが、サロンより自宅の方が圧倒的にモノは少なかったりします。
ともあれ、断捨離を実践術として取り入れるようになってから、私にとって断捨離は鍋釜笊のような1つのツールとして生活の基盤となっています。
そして私にとって断捨離は、生活の基盤と言うだけではなく、実は事業を行う上でも大きな礎になっているということに、数年前に気づきを得ました。モノと、一つ一つ、常に、丁寧に真剣に向き合い、その時どきに、ベストを選び抜くことで、人生が知らず知らずにクリエイトされている、なんだか当時はとっても不思議だけれど、それが自分にとっては真実でした。
今回はやましたひでこさんの「本当の断捨離」セミナーを拝聴し、自身の備忘録の意味も込めて、そして、もしかしたら皆様にもお役にたつこともあるのかもしれないと思いましたので、その内容をブログとして記してみることに致します。
ご存知の方も多いかもしれません。五木寛之さんのご著書で『林住期』いうベストセラーがありますよね。ヘッドマッサージの起源もインドと言われていますが、この『林住期』という考え方も、インドのバラモン教「四住期(しじゅうき)」を基盤としています。もしかしたらご存知ではない方のためにざっくりと。
「四住期(しじゅうき)」では人生を4つのタームに分割します。「学生期(がくしょうき)」「家住期(かじゅうき)」「林住期(りんじゅうき)」「遊行期(ゆぎょうき)」これを、現代版に置き換えるとこのくらいの年代かなぁという区分けを五木寛之さんはなさっています。
「学生期(がくしょうき)」~25歳くらいまで ※師について教わる時期
「家住期(かじゅうき)」25歳~50歳まで ※家族や仕事を充実させる時期
「林住期(りんじゅうき)」50歳から75歳まで ※自分を取り戻して、独立する時期
「遊行期(ゆぎょうき)」75歳~ ※ボランティア精神で、身軽に好きに生きる時期
で、やましたひでこさん、ステージにお出になられて真っ先におっしゃったこと、御題である「本当の断捨離とはなんだろう」と、それは、「人生への問いかけである」と。
そうして、この「四住期(しじゅうき)」を、お家の中のモノの多さの状態にたとえにしてくださったのです。本来であれば、遊行期には、すっかり身軽になって、ひょいひょいとかろやかに生きている時期なはずなのに、1番ためにため込んで、身重になっていませんか、と。
さらに、今回の台風19号のように、災害での避難所で最も足りないものは何か、不自由に思うものは何か、それはまぎれもなく、「トイレ」であると。「入れる」よりも「出す」ことに不自由があるというのは最も辛いことだとおっしゃっていました。「ご飯を食べる」は集団でできても、「トイレに行く」は個人の領域。それと同様に、「捨てられない」というのは非常に酷で辛いことであると。
それでは、そもそも私たちは、「なぜ家に住んでいるのか」。
それは安全の確保・快適さの確保であり、それがとりもなおさず快食・快眠・快便!に繋がっているはずと。本来そんな場所であって欲しい「家」がそれ自体が人的災害にはなってなかろうかと言うお話をされていました。さらに、家は人生の乗り物。電車に例えれば、できれば、グリーン車のようにゆとりある空間がやっぱりいいだろうし、モノに占領された貨物列車になっていませんか、とわかりやすく例えてくださいました。
また、これは睡眠の寝床という観点でも、すごく勉強になるお話をしてくださったのですが、やましたひでこさんがこの上なくモノで混乱しているお家に訪れたときに、「このようなところで眠れますか」と居住されている方にうかがったところ、「目を閉じればわからない」とおっしゃったと言うのです。人は、そこまで鈍感になれるのだろうか?と、さすがの私もびっくりしましたが、きっと五感を麻痺させて、見えないように皮膚でも感じないようにすることが常態化してしまっているのでしょうね。
誠に残念な、そんな状況に陥らない健全な住空間であるために、モノをまず、3つの軸で分類してみましょうと提案くださいます。いろんな分け方があると前振りを下さったうえで、時間軸での説明がありました。
1.今、使っているもの
2.今は、使っていないもの
3.もう使わなくなってしまったもの
さてさて、上記3つのうち、普通のお家で、もっとも多いモノはどれでしょうか。
実は「3.もう使わなくなってしまったもの」過去完了形で必要のないもの(笑)
これこそが、お家の中で、最も多いものなのだそうです!!!
それはまさに、
「The保留グッズ」
決断を先送りしまくった結果の馴れの果て(。。。うーん、辛いなぁ)
何を残し、何と、さようならをするのか。
面倒だから、考えるのには労力がかかるから、結論を先送りして、何度も何度も片づけをしていると言いながら、分類するだけで、片付けているというつもりという意識の捏造をしているだけのものはありませんか?と。
誠に痛烈な先制パンチ(笑)でございます。ううう。
さらに、
「The保留グッズ」はそのまま「「The放置グッズ」へと。
追い打ちをかけて、戦力外で回復する事は無い、まったく手入れをされることのない「忘却グッズ」に。
あちゃー。
そのような「忘却グッズ」を抱えたままということは、とりもなおさず、「人生そのものを先送りにして、保留にしたままにしていることに繋がりませんか?」「無意識・無自覚のものがあるとうことは、人生にも同じような向き合い方になっていませんか?」と。
「忘却グッズ」はなかったはずだぞ(苦笑)と部屋の中を想像しながら、今回、ああ実際会場に伺ってよかったなぁと思ったのが、このフレーズでした。
これから人生120年時代、「1番心がけないといけないのはメンテナンス・ケアですよ」と。
モノをケアすることは、とりもなおさず、自分の人生をケアすることであるとして、メンテナンスケアのステージ表もご教示くださいました。
自身をケアし続ける
一休のひらめきのVIP会員のお客様は、この観点に価値を見出してくださっている方ばかり。ケアする時間が惜しいとなってしまっては、結果的に日々の豊かな活動のパフォーマンスを下げてしまうことに気づいている方々だからです。
もちろん!
頻繁にご来店されることがたとえ難しくても、日々の自身のコツコツとしたセルフメンテナンスとともに、何かしらの区切りと思うときには、脳内の断捨離としてプロの施術・ヘッドマッサージで老廃物をスッキリ流し去ってみることもおすすめ致します。
さらに、やましたひでこさん、本当の断捨離とは何か?、もう一つ例をあげてくださいました。
それは「見る」「見極める」「見切る」という3つの力であると。
それは「現場を正しく認識すること」「診断すること」「カフェカーテンでごまかさず現実を見て行動する」ことであると。
そう。「認識」して「始末をつける」。
単純であるけれど、ひたすらその繰り返し繰り返しをやり抜いていくことで、人生はクリエイトされるもの。解決策というのは、実はその時一時的にしか役立たたず、必要なことは、解決思考・解決行動を身に付けることであると。
そう。ある意味、訓練なんだろうなぁと円山は日々思っております。楽しいワクワクする訓練(笑)
決断力は、そうして培われるものなんだろうなぁと、あらためて。
淀んだ空間、荒んだ空間は、荒んだ思考・感情しかならない。(。。。痛いなぁ)
常に自分自身をケアをし続けていくことで、佳き雰囲気や空間の器を作り出せていくものであると。
というわけで、あっという間の90分でございましたが、熱のこもった愛に溢れたやましたひでこさんのご講演を久しぶりに拝聴し、ますます清々しく、メンテナンスに励んでいる円山でございます。
一休のひらめき、あなたさまが、クリアな脳で2020年をお迎えできますように、ブレインタッチ®ヘッドマッサージを通してメンテナンスさせていただくことが叶い、お力添えできましたら幸いでございます。
健やかな笑顔でお待ち申し上げております!
それではまた、お便りします。
一休のひらめき 代表 円山カヲリ