一休のひらめきを御贔屓くださるみなさまへ
こんにちは!
一休のひらめき 円山カヲリでございます。
東京、心地良い、晩夏の陽ざしが降り注いでおります。
夏を惜しみながら、お散歩するには絶好の日よりですね。
振り返って、週始まりの、9月8日・9日、首都圏東京に訪れた台風15号。
元来、日本はもともと四季が誠に豊かな国。季節や天気や風土に合わせた生き方を、その外的環境要因を受け入れながら、創意工夫を凝らし、乗り越えた結果、素晴らしい文化も生まれ、今の繁栄があることは、疑う余地がなく。
ただ。
それにしても、今回の大規模台風しかり、昨今のゲリラ的豪雨しかり、あまつさえ軟弱になっている(^-^;、われわれの身体・脳・心は、果たして、この激しい外的環境要因に、果たしてついていくことができているのだろうか?!と。
みなさまは、如何でしょうか。
とりわけ。
お天気の変化が目まぐるしいこの時期「頭痛」で悩まれる方は、思った以上に多くいらっしゃいます。
そうなんです。気圧・湿度・温度の変化が「頭痛」を誘発していることがあるからなのです。
実際、一休のひらめきをご利用されるお客様の来店ご理由にも、この手の「頭痛」に悩まされている方は少なからずいらっしゃいます。ましてや、昨今の、目まぐるしさ、極端な振れ方を思うと、いわんやをやです。
低気圧は血管を広げるため、片頭痛を引き起こすきっかけになります。みなさんも、そこまで深刻ではなくても、なんだか体調が優れないな、と思っていたら低気圧が近づいていた・・・。そんな体験はありませんか。
気圧が低下すると体内ではバランスを取るために水分が外側へと向かいます。その結果、血管も外側へ広がっていきます。ゲリラ豪雨や台風が近づいている時など、急激に気圧が下がっているときに片頭痛が起きやすいのはそのせいなのですね。
また「気圧が高いほど交感神経は活発化され、低気圧の時ほど交感神経の働きが低下する」とも言われており、気圧の変化は自律神経にも大きな影響与えるものなのです。つまり、血管の働きを司る自律神経の乱れが頭痛を引く起こす場合があるということですね。
一方、気温の変化も血管の働きと関係性があります。気温が上がると副交感神経が活発になるため血管を拡張し、気温が下がると交感神経が活発になり血管は収縮します。肩が凝りやすい人などは急に気温が下がると自律神経の働きでさらに血行が悪くなり、緊張性頭痛を起こす場合があるのです。(これから秋に向けては、交感神経優位状況の緊張性頭痛の人が増えるぞ、ということです。)反対に急に気温が上がった時は、血管が拡張し、そのため片頭痛を誘発することもあります。
このように気圧と気温の変化によって自律神経と血管の状態は変化するもの。そのため天気の変化も頭痛を起こす大きな原因の1つなのです。ゆえに、普段から自律神経の働きが高ければ、気圧や気温の変化にもそれほど影響受けづらく、ふり幅も少なくて済みます。頭痛の原因が血管の拡張収縮にある以上、血管の働きが整っていれば頭痛が起きにくくなるわけです。
完全に取り除くことは難しくても、原理原則がわかれば、辛い頭痛を前もって予防することは可能ですね。できれば、しなやかで力強い血管、スムーズな血行でありたいわけですが、日々、血行不良をこまめに解消していく、さらには、SOS的に、滞った血行の流れを解消していくため、また、高ぶりすぎた交感神経を鎮静化させるのも、実は「ブレインタッチ®ヘッドマッサージ」なかなかの得意分野なんです!
たとえばこんなレビューを先日、頂いております。
気圧の変化や仕事のストレスで緊張型頭痛がひどくて久しぶりにヘッドマッサージをして頂きました。やってもらう前から頭が痛くてしんどかったのに終わって目が覚めた瞬間から頭はスッキリ!!本当にビックリしました。緊張型頭痛で悩んでいる方にもぜひ試してもらえたらと思い、レビューに投稿させて頂きました。
また、こちらは、オープン当初からお通い頂いているお客様からのレビューで、一休のひらめきを信頼してくださるようになったきっかけが緊張性頭痛の緩和だったとのことです。
【こちらの施術は遅効性です!】持病の緊張性頭痛がひどくなり、駆け込んだのが、ここでした。正直、施術中は「うっとり」という感じもなく、終わった後も特段何も感じず・・・と思っていたら!その夜から頭の締め付られていたあたりが、ジンワリ、ジワジワ・・・何だ?コレ?!(後で整体を勉強している友人に訊いたら『それは、本当に、効果が出る時の症状だよ!!』と。)数日かけて、ゆ~っくりゆるんで来た感じです。おかげ様で長年の悪い友・緊張性頭痛と縁が切れました(*^^)v 手放せなかった薬も、全て、止められたのも嬉しいです。(円山注:3週間に1回のペースで継続してお通いくださっています)一休timeは、ゆっくり、リラックスで、清浄な空間での至福のひとときです。
というわけで、長い前置きになりました、これからの季節を心地よく過ごすためにお役立ていただくことが1つでもあればと思い、「頭痛」と「ヘッドマッサージ」をテーマにしたためたく思います。
まずは、頭痛についての、分類や詳細について。
素人の私にもわかりやすく、有益な情報を提供してくださっているサイトです。ぜひ一度参照くださいませ。大変な病気であることもありますから、診ていただいたことがなければ、医療機関に問い合わせることは、もちろんに、と思います。
<日本頭痛協会>
https://www.zutsuu-kyoukai.jp/%E9%A0%AD%E7%97%9B%E8%AC%9B%E5%BA%A7-%E7%B7%8F%E8%AB%96%E7%B7%A8/
<一般社団法人頭痛学会>
http://www.jhsnet.org/ippan_zutu_kaisetu_01.html#01c
上記で分類されている「頭痛」のうち、ここでは、一次性頭痛のうち、多くの皆様がお悩みである「緊張型頭痛・片頭痛」とヘッドマッサージについて、取り上げていきたいと思います。
ちなみに一次性頭痛とは、「頭痛もちの頭痛」で、下記3つは、「一次性頭痛三兄弟」(涙)!と言われるそうです(日本頭痛協会ホームページより)
①片頭痛
②緊張型頭痛
③群発頭痛
このうち、一休のひらめきでブレインタッチ®ヘッドマッサージを受けて、「楽になったー!」とお喜びの声が多いのは、②緊張型頭痛になります。
②緊張型頭痛の特徴
頭全体が締め付けられるようにいたので、一定の痛みが長時間続く、体動かすことで痛みが軽くなる、目の疲れ肩こりや首のコリを伴うことがある。まさに、前述のレビューのお客様はまさに、緊張性頭痛タイプの方ですね。首から肩後頭部周辺の筋肉が収縮して血管が滞ることで、溜まってしまった乳酸などの老廃物が神経を刺激して起こるのが、この緊張性頭痛タイプです。デスクワークなど長時間同じ姿勢を続けていると起こりやすい頭痛です。
その一方で、実は、①片頭痛の場合、ご来店時に痛みがある場合はお断りをさせていただくことに致しております。しかし、そんな杞憂を他所に、今まで、片頭痛でなんとかしてくださいと駆け込まれて方は、どなたもいらっしゃいませんでした。そうなんです、後述させていただきますが、私自身が片頭痛持ちゆえにわかるのですが、とにかく、片頭痛の最中は、じーーーーーーっと動かず我慢の子にして、難事が去るのを待つのが一番なのを知っているからかと思います。なぜなら、頭痛の原因の一つが、血管にあり、①片頭痛は、周囲の温度変化やストレスによる緊張から解放されたときなど、何らかの理由で血管が急激に広がり、それが神経を刺激することによって起こるものと言われているからです。そんな時にヘッドマッサージをしてしまうと、より悪化する可能性が高い!ですよね。実際、片頭痛の時は、動きたくないし、動かしたくもないという感じです(^-^;。そのため、片頭痛の方は、あくまでも、症状がない時、常日頃から、血管が収縮しすぎないように、緊張をほどいておくための、メンテナンスとしてのヘッドマッサージを習慣化していただくことをお薦めします。
というわけで、片頭痛は血管の拡張、緊張性頭痛は血管の収縮と、同じ頭痛でも原因は正反対で対処法間違えると症状が悪化することがあるので注意が必要なのです。
何を隠そう。円山カヲリ、かつては、結構な片頭痛持ちでございました。
なお、そのほとんどが、月経周期の排卵日と月経前日でしたので、女性ホルモンに依拠した片頭痛タイプであることは、以前より理解しておりました。若かりし頃は、お薬は飲みたくなく、2日過ぎればまた元通りさ、と思いながら、うーん、うーんとうなりながら我慢していたなんてこともありました。このタイプ、女性ホルモンの1つエストロゲンの変動が、脳内のセロトニンの変動に影響し、痛みに過敏になることが頭痛を起こしやすくすると考えられています。ここ数年は、年に2、3回あるかどうかの片頭痛ですが(閉経が近くなると軽減されるからですね(^-^;)ヘビーになりそうだな、というときのみ、お医者様に処方していただいたトリプタンを1錠服用することにしています。私にはトリプタンがとても良く効いて、このお薬を開発してくださった方々には、本当にありがたいなぁと感謝の念でいっぱいでございます。そんなわけで、お医者様からは、頭痛についてのわかりやすい資料をたくさんいただいて(笑)よくよく読み込んだ時期がございました。
ちなみに、円山が信頼していて、お世話になっている脳神経の先生は、お二人。
実家札幌では、平岸脳神経クリニックの及川光照先生 https://www.hbn-cl.com/
東京では 戸越脳神経外科クリニックの田中鉄兵先生 http://togoshi-nsc.com/
また、大好きな実家札幌に帰省すると、なぜか片頭痛が!という悲しい事態が、2、3年前にはちょくちょくありました(涙)。おそらく、休暇前にと思い、はりきってサロンワークに精を出しすぎ(笑)反動で、北海道では緩みまくってしまい、血管がマックス拡張しちゃうんだろうなぁと自分なりに、分析をしました。場合によっては、狭い飛行機内で、動きがなく、血流も滞り、緊張性頭痛を併発させているという可能性もあったのかなと。いずれにしても飛行機に乗ることで、気圧の変化も大きく、差が激しく出がちになるということも原因かと推察されます。
サロン内で、お客様から片頭痛がどんな時に起こるのかお話を聴いていても、「旅先で」とか「土曜日で休暇を楽しもうとした途端に」などとおっしゃる女性が多いです。リラックスしたとたんに片頭痛、なんとも切ないですが、それだけ普段は緊張感を知らず知らずに身に纏っていて、ホッとした途端、メトロノームの針が両方にしっかり振れてしまうということですね。
そのようなわけで、分析後は、帰省前になると、東京にいながら、さらに緩みモードに自分で誘導するように意識をしました。そう、帰省前に、少し時間をかけて、穏やかに呼吸をする時間を作り自律神経を調える、セルフヘッドマッサージや、アロマトリートメントをゆるゆると時間をかけて血管拡張を行うのです。そうすると、帰省時に発生していた片頭痛がすっかり解消されるようになりました。あとは可能な限り、1,000円プラスして、JALのクラスJのゆったりシートを確保するようにも心がけています。
ここで、円山の例を出させていただいたのは理由があります。
頭痛については
お医者様にご相談するにあたっても、「ご自身が、いつ、どんな状況のときにどんな頭痛が起こりやすいのか!?」分析してみることから対処法をあぶりだすことは可能ということ。
そのときに注目していただきたいこと。何度もしつこいなーですが(笑)
頭痛(一次性頭痛)は「血管の拡張・収縮」に依拠していることが多いということです。偏頭痛は血管の拡張、緊張性頭痛は血管の収縮です。
つまり、自律神経でいうと、
【交感神経が優位】(首、肩、後頭部周辺の血管の収縮→血流悪化で乳酸等老廃物が神経を圧迫→頭痛)
【副交感神経が優位】(こめかみ周辺や脳の血管が拡張→周辺神経を圧迫→頭痛)
という流れがあることから、この両方が極度に行き過ぎていることがないか、両方当てはまる場合は、両極端に振れるような生活をしていないか、を振り返ってみるということですね。
というわけで、辛い頭痛も、決してあきらめることなく、ある程度は予防することができます。
自分の体調と環境の変化その両方に気を配って突然の頭痛を少しずつ軽減していきたいですね。
秋から冬に向けては、交感神経が優位になる季節。
ますます緊張性頭痛さんは、頻度が高くなる傾向があります。
ゆったりリラックスを兼ねて、優しく優しくゆっくりと頭皮をマッサージしていく、ブレインタッチ®ヘッドマッサージを、そうして、サロンでお伝えしているセルフケアを取り入れて実り多い秋をお迎え下さますように。
それではまた、お便りします。
一休のひらめき 円山カヲリ