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こんにちは 一休のひらめき 代表 円山カヲリです。
「存在そのものを、まるっと、受けとめて愛でられる」
これは、もう、現代にあっては、なかなかにレアなことだと思われている節があるかもしれません。
実は、タイトルの「存在そのものを愛でる」というこの言葉、2022年のTHERAPY WORLD Tokyo 2022で登壇させていただきました折に、私、円山カヲリは、なぜセラピストであることを続けているのか、使命としているのか、をお伝えする際に用いたフレーズで、ございました。
会場参加されていた当サロンをよく知るお客様からも、「まさにこの言葉に、ブレインタッチ®ヘッドマッサージの施術はもちろん、一休のひらめきでの全てが、集約されていると思う」とのありがたいメッセージを後日、頂戴しました。
先日、サロンで少々深い話をさせていただいた20代の経営者の方からも、「円ちゃん、<存在そのものを愛でる>ってこれ、最強のパワーワードだよね」と盛り上がり、そうか、こういうのイマドキ、パワーワードっていうんだ、ふむふむと、勉強させていただいた次第です(^^;
誰もが、産まれてきたときは、きっと、その存在そのものを、完全に無条件で、愛でられていたはず。
でも、歳月が流れていくと、どうやら、存在そのものだけで、愛でられることは、とても少なくなっていくのかもしれません。そうして、本当は、存在そのものが愛でられているのに、気づかなかったり、忘れていたり、無意識に拒否したり、なんてこともあるのかもしれません。
・頑張らなくては生きている意味がない
・成果を出さなければ自分は価値がない
・人様の期待には応え続けたい
・勝ちにいけるものにしか価値を見出せない
・欠けているものを満たさなくてはいけない
・完全でなくてはいけない
・見苦しい姿は見せてはいけない
・ありのままの姿では愛されない
・優秀でいなくてはいけない
・認められる存在でいなくてはいけない
・誰かに愛される存在でいなくてはいけない
。。。などなど、もう、いくらでも思いついてしまいますね、ふふふ(笑)
しかーし、そんな些末なことに翻弄され(そもそも翻弄されていることに気づかないことも多く)時間が費やされ、本質を生きられないうちに、自身を見失い、本当に大切なことに、命を使えずに一生を終えてしまうことも、少なくはないのかもしれません。
そう、思い出してほしいのです。
元来、無条件で、私たちはその存在そのものを愛でられていい、ということを。
そうして、もっと、もっと自分を大切に扱っていい。
決して、
競争を、比較を、がんばりを 否定しているわけではないんです。
この世界を肉体をもって生きてい行くにあたって、ある程度のピリッとしたスパイスのような苦みや渋みのある思考や出来事や状況は、豊かな経験や体験の一つとして必要なのかもしれません。だた、過度に「こうあらなくっちゃ」と自分の内なる声を横に置いて無視し続けてしまうと、カラダも、心も、脳も、比喩的に言えば、「炎症」して火消できないところまで追いつめてしまうことになってしまうのではなかろうか、と。(めちゃくちゃ自戒を含めてなんです。そうして、お客様ともお話をしながら感じていることでございます)難しいのは、「自分でも気が付かないうちに」というところなのですよね。本来は、毎日少しでも自分の内なる声と向き合う時間が取れるといいのですが(だから瞑想やマインドフルネスが重要視されるわけですが)大人の諸事情でなかなかそうもいかないことも多い。さらに気づいていても、見て見ぬふりをし続けることも多い。向き合わないからしんどくなってきたわけですが、ガチで真剣に向き合うのは、これまた、なかなかにしんどいですからね(笑)気づくたびに、四の五の言わずにポイポイできれば最高に楽なわけですが、それもあっさりはとはいかないんだよ、という声が内からも外からも聞こえてきます(^^;)
まぁオトナはいろいろあります(笑)
(いやいや、コドモだって、もっといろいろありますな)
このあたりの深い話は、サロンにて(^^♪
というわけで、閑話休題。
話を元に戻しますと、「まるっと存在そのものを愛でているのじゃ!」を施術としてどう体現するのかを本セミナーではお伝えをさせていただきました。【圧、テンポ、スピード、間合い】数値化できるものもあれば、比喩が適しているものはそのようなお伝えの仕方も致しました。
とても嬉しいことに、この公開講座のあと、セラピストを本業とされるプロの方々のご来店が増えました。
このパワーワードに共感してくださるセラピスト様が多くいらっしゃいました。
「本当は円山さんのいうような存在そのものを愛でる施術をしたいのだけれど、頭に強い施術なんておかしいとわかってはいるのだけれど、強くないとお客様は満足されないご様子なので、したくないのについゴリゴリと圧を入れてマッサージしている毎日に辟易しているんです」というサロンオーナー様もいらっしゃいました。自己分離、解離しながらの施術なんて、どれほどお辛いかと思うと想像するだけでものすごく心が痛みます。「もう自分の心に嘘をついてまでお客様の要望だけに合わせて施術するのはやめにしませんか、しんどいでしょ」とガチ本気モードで訴えた円山でございました。
そうして、もう一歩踏み込んでお伝えするのならば、
セラピー、癒しというのは、本来、誰かによって与えられるものではなく、
内在する自身の力が満ちたときに起きる現象だ、と私はとらえています。
再度強調させていただけるなら、セラピストは、その内在する本来あるお力を「そっと」引き出すお役目を担っている、あくまでも、黒子の存在ではないかと私はとらえています。もともとみんなそれぞれに、おひとりおひとりが、素晴らしいお力や才能を持っている!せっかくなのだから、シャカリキに無理せず、でも、活かしきって生きぬいていけたら素敵だなぁと。ただ、ご自身でも気づいていない澱あるいは盲点があるかもしれないから、澱はさらっと断捨離してしまって、盲点は活かせる才をググっと引き上げる、そうすれば、お力も1000%発揮しやすい状況にととのえていけるぜ!というお手伝いをさせていただいている、そんなありがたいお仕事なのではないかと感じております。
ここでしかなかっただろうという、最高のタイミング、佳き時期にありがたい登壇オファーをいただいたと感じております。
なぜ、お前はセラピストであり続けるのか、をしっかりと問われた素晴らしい機会となりました。
2023年は本確信をもって初心に還り、突き進んでおります。
本ブログが、セラピストのみなさまにとっても、ささやかですが、応援フレーズになっておりましたら幸いです。
そうして、いつもお通いくださっている皆様、円山はこんな思いで施術しているんだなぁと、面白く思っていただけましたら幸いです。
それでは、またお便りします。
一休のひらめき 代表 円山カヲリ拝